装置内部のディテクター部には、匂いの中に含まれる化学物質を吸着する『匂い吸着膜』が複数搭載されています。
匂い分子の吸脱着特性が異なる複数の有機膜で、一つの匂いから40種類の周波数変化値を取得することができます。
これらの匂い吸着膜はセンサー素子( 水晶振動子)の上に設置されており、匂い分子が膜表面に吸脱着して起こる質量変化を、水晶振動子の共振周波数の変化として捉えます。
この周波数変化を計測し、計40種のセンサー出力データを一つのパターンとして構成することで『匂い可視化パターン』の出力が可能となります。